般若寺について
About Hannya-ji
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名称:神峰山 用明院 般若寺
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宗派:真言宗御室派
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御本尊:聖観音菩薩・延命地蔵菩薩
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開山・創建:伝 恵慈和尚(聖徳太子の師匠)/用明天皇勅願 用明元年(586)
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本山:総本山仁和寺
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代表的寺宝:伝 恵慈和尚 像(山口県重要文化財)
用明天皇念持仏・勅額 ・三光石
・『満野長者旧記三巻』 ・般若姫像・梵鐘等
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霊場:中国観音特別霊場・西瀬戸極楽三観音霊場・周防観音霊場第六番
歴史 - History-
般若寺は山口県平生町にあり、1400年前に般若姫を弔うために
建てられました。
般若姫は、瀬戸内海の荒波を鎮めるために自らの命を捧げたとされています。
瀬戸内海は重要な航路であり、般若寺は船が無事に通過するための「燈台」として崇められました。
毎年、海底深くの龍宮から火の玉「龍燈」が飛来し、般若姫のご神霊を祀るとされています。
また、瀬戸内海の潮の干満の流れは、仁王門の「ア・ウン」の呼吸に当てはめられ、
龍が穏やかであるようにと祈りが込められています。最後に、参拝者は観音さまの前に自分の「苦しみ」をおろし、心穏やかな日々を過ごせるように祈りが捧げられています。
ご参拝の皆さまも、導きのお山におられる般若姫さまの化身「観音さま」の前に自らの「苦しみ」をおろし、本来誰もが持つ「仏ごころ」に気づき、少しでも心穏やかな日々をお送り頂けますよう
お祈り申し上げます。
567年(欽明28年)
586年(用明元年)
594年(推古2年)
596年(推古4年)
625年(推古33年)
1343年(康永2年)
1437年(永享9年)
1486年(文明18年)
1665年(寛文5年)
1696年(元禄9年)
1709年(宝永6年)
1719年(享保4年)
1835年(天保6年)
1859年(安政6年)
1868年(慶応4年)
1872年(明治5年)
般若姫19歳で逝去
神峰山般若寺建立
大畠瀬戸に大魚出現、黄金仏出現
玉絵姫に金の仏像を送る
満野長者逝去 117歳
「志度寺縁起」に般若寺の名
延命地蔵菩薩の修理彩色を施す
文明年中までは寺領七千石
「陰徳太平記」に般若姫伝説
中興六十八世教仙和尚入山、数十年大破し無住を復興
萩 享徳寺第六世 雲外龍峰大和尚墓誌を刻む
観音堂前の灯籠建立、参道石仏建立
般若寺大火災
観音堂、三十三観音霊場造立
観音堂再建願い
明治元年神仏分離令発令
八十世徳雄和尚 寂